最近なかなかじっくりと聴けていなかったここ数年に出ていた音楽を聴きなおしたりしています。汗
イギリス出身の歌姫アデルが2021年11月に6年ぶりにリリースした新譜『30』
アデルさんは、ご自身の年齢になぞらえた数字を毎回アルバムタイトルに取り入れていて、1988年生まれ、実は同い年の私も順々に追っていました。
情感たっぷりの歌声で歌われる情念たっぷりの歌がとても好きで、私は今も彼女の以前のアルバムの失恋を歌った歌を聞くたびに、まだまだ自分はこの頃の自分のままに留まっているな、と感じることもしばしばです

今回2021年11月に発売されたアルバム『30』では、2011年頃から交際しその後ご結婚、2019年に離婚されたことや、母親としての経験が曲に反映され活かされているといいます。
私は2019年に結婚して、2021年の11月アルバムが出された頃に日本に帰国して、なんだか色々とアデルさんの曲を聴きながら考え込んでしまいました。

30 (完全生産限定盤) [ アデル ]
30 (完全生産限定盤) [ アデル ]

アデルはこのアルバムを、
「みんなのために言いたいことではなく、自分が今聴きたいことをリリックにする」
 「もし全員がTikTokのために音楽を作っているのであれば、誰が私の世代のための音楽を作るの?その役割は私が受ける。自分と同じぐらい生きていて、セラピーを受けている30代や40代に、手を差し伸べることができる人がいるか?」

という考えをもって制作されたとのことです。

引用元:アデル、『30』で表現した“乗り越えようとする強さ” 自他の心を救うセラピーのような作品に に- Real Sound|リアルサウンド


シングル曲の『Easy on me』の歌詞を確認して、なんだか私はそうした人々の心に寄り添う余裕がまだまだないなあ、でも汲み取ってわかろうとする機会がこういう風に歌として与えられているな、と思いました。


Go easy on me, baby
I was still a child

Didn’t get the chance to
Feel the world around me

I had no time to choose
what I chose to do
タイトルの意味『easy on me』は、お手柔らかに、多めにみて、という意味になるそう。

私はまだ子供だったとか、まわりの世界を感じる機会がなかったとか、何をしたいか選ぶ時間はなかった、とか、結構ひとつひとつの言葉を聞くと、私の場合は沢山の機会があったけれど、しなかった、できなかったことが多々あるとマイナスなことを自分に対しては思ってしまうのだけれど、実際一生懸命に生きて家族のために自分を変えてということがあるのだと思いました。
You can't deny how hard I've tried
I changed who I was to put you both first
But now I give up
でも、一生懸命頑張ったけれど、どうしても難しかったということがあると思います。
こういう風に自分の出来なかったことを歌詞で認めて言葉に出来て、多くの方々に受け入れられるのは本当に凄いと思いました。私はまだまだ自分の至らなさを心の底から受け入れることは出来なくて。。心はあまりこの歌のようには、心はふわっと軽くなれていないのだと思います。

色々と自分のここ最近のイタリアでの生活だとか、生い立ちだとか照らし合わせながら歌詞を読んでいて、いつも結構イージー・モードで自分の意志を大事にしすぎ、、な私は、その歌に歌われるような思いを抱えておられる方々が、頑張った部分をとても尊重したいと思いました。気付けていない部分が多々あって申し訳ないけれど、その方の努力や思いや、持っていらっしゃるその方が生きてきたストーリーや、そういうなかなか思いを配れないところの想像力というか、そういうのが自分はもっと欲しいし、コミュニケーションできるならばできるようになりたいし、今後の生活の上での課題かな、と思います。

私は、イタリアに住むようになって、自分は生活力も低く自由に使えるお金がある程度ないと精神状態も結局はうまく保てない、ますます子供じみた自分を感じて自己嫌悪。。。と思うことがあって帰国して今日本で以前とは違うように暮らしてみよう!と思い立ち(汗 まだそういう新生活を始めたばかりの奴です。
いつも結局は自分の意志やしたいことを優先し、今回の日本帰国は夫とはよく話し合った上ではあったけれど、やっぱり家族は影響されるし自分でもわがままで欲張りと思う節は多々あります。

実際の私の現状や起こったこと、方向性とかこれでいいのだろうかとか、アデルさんの『Easy on me』を聴いて省みて、反省もあり、希望もあり、こういう面は足りてないし、でもこういうことは出来ていた面もあるかも、それにこれからは?と色々と改めて思いめぐらせることができたのではと思います。


離婚約、してみました。〜別れてもヨリを戻しても幸せになるために〜【電子書籍】[ のらりくらら ]
離婚約、してみました。〜別れてもヨリを戻しても幸せになるために〜【電子書籍】[ のらりくらら ]

新しく引っ越し先で通い始めた図書館で、ふと見つけたこちらの本、のらりくららさんの『離婚約、してみました。』を借りたのも、今はまだ自分が離婚する予定ではないけれど、これからのライフスタイルだったり、夫とうまくいかなくなった時にどう生きていけばいいのだろう?という漠然とした不安があるからでした。

8歳年上のご主人、13歳の娘さんがおられる著者は、フリーランスでイメージコンサルタントの仕事をされておられます。
私はフリーランスになろうと思ってなろうと思った訳でなく、イタリアで他に出来ることが特になかった。。というだけでウェブライティングをしてみたりしましたが、でもうまく頑張れなかったこともあるし、
夫には精神的にも経済面でも救われているばかりで、こんな私はどうしたらこんな著者の方のように、実際になれるのだろう。。。という段階ですが、ひとつひとつ、くららさんのご事情や思い、まわりの方々の背景や体験談、専門家からのアドバイス対談などていねいに描写されていて、読み手の疑問や不安点をうまく補ってくれるようなとても良い本だと思いました。

この本も、アデルさんの歌で感じたこととなんだか繋がって、自分以外の方のご事情を聴きながら、自分のいる世界、生活について改めて振り返られるような内容でした。

今後自分はどのようになりたいのだろう?家族としてはどうしていくのだろう、などまだまだ決められないし漠然としたことばかりの自分なのですが、そういう段階の自分も聞けてよかった、人生体験が書かれている本でしたし、とても良い読み応えのある本だったので、ご関心がある方がおられましたらおすすめです。

長々となりましたが、こういう風にひとつずつ振り返るきっかけをくれる音楽や本との出会いも、やっぱり大切だと思ったので記録しておきます。
お読みいただいてありがとうございました。



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